易占い 2・・・
さて、
易占いの結果というのは、どのように出てくるのでしょうか?
たとえば、
「この方と結婚して良いか?・・・」
のご相談で、
64種類の卦の中から、
「雷沢帰妹(らいたくきまい」という卦が出たとします。
卦というのは、先ほど書きましたように、
6本の線で出来ております。
そして、その中の一本が、答えとして選ばれます。
では、
6本の線のうち、下から、一番目の線が答えとして出たとします。
この場合、
「らいたくきまい」という卦の、初爻(しょこう)が出た・・・
ということになります。
初爻というのは、一番下の線のことをいいます。
下から2番目なら、2爻ということになり、
一番上の線の場合は、上爻(じょうこう)といいます。
一番下と、一番上の線だけは、呼び方が違います。
「らいたくきまい」という卦の初爻に、
たとえ話のようなものが書かれております。
「帰妹。ていを以ってす。あしなえ、能く履む(よくふむ)。征いて吉。」
難しい言葉が書かれておりますね。
もともと、この卦は、愛人などを表わす意味あいがあります。
この初爻は、正婦人ではありません。
さて、この卦のこの爻が出た場合は、どう判断するかといいますと、
結婚、恋愛などのご相談の場合は、
たいてい、相手に、
「かくれた異性が存在する・・・」と読むのです。
または、
ほかに、もっと好きな異性がいるのかもしれません。
すでに、つきあっている異性がいるのかもしれません。
つまり、
あなたは、2番目の女性という立場に置かれますよ・・・
というような答えになり、
当然、答えは、凶ということになります。
では、これが出た場合、
本当に、相手には、かくれた異性がいるのだろうか?・・・といえば、
これが、易占いのふしぎで、
ほかに異性が「いる」のです。
(つづく・・・)